高級車種でありながらコンパクトカーというのは矛盾でしょうか

これからはエコというキーワードが高級車の価値にも入ってくるように思います。レクサスはだんだんと小型車も充実させてきており、ついにFFレイアウト車も登場させました。しかしハイブリットシステム専用ということで、ただのガソリンエンジンの安いモデルをリリースしたわけではありません。FFレイアウトは燃費にも貢献しますので、エコを考えるとこの流れは止められないのかもしれないのです。これからメルセデスやBMWもこの流れに乗ってくることでしょう。そうすると高級車種でありながらコンパクトカーというのは矛盾ではなくて、エコの観点から言うとむしろ必然という風潮が出てくるかもしれないのです。
ダウンサイジングも高級車の大きな課題なので、よりコンパクトクラスに高級モデルが増えてくることでしょう。トヨタのハイブリット車は日本やアメリカで高級車の概念を変えることに成功したと思います。ハリウッドスターがプリウスに乗ることで、クルマの持つクラスの概念を崩してきたのではないでしょうか。こういう変化が新しい価値ももたらすのです。